書名⇒ 黄金仮面
著者⇒ 江戸川乱歩
出版社⇒ 春陽堂書店
分類⇒ 文学(推理小説)
感想⇒ 今回も 江戸川乱歩の小説の感想を書きます。
この本は私が小学生の頃、学校の図書館から借りて読んでました。仮面を着けた怪人が事件を起こすという奇怪な雰囲気の内容に胸踊らせて読んだ記憶があります。その頃は、探偵小説・推理小説というものには必ず仮面をかぶった怪人や変装した犯人が出てくるものと思い込んでたものです。少年探偵シリーズやルパン・シリーズでそう思い込んでたようです。
この作品は同じ江戸川乱歩の作でも少年探偵団のシリーズではないですが、黄金の仮面をかぶった窃盗犯が暗躍し、名探偵・明智小五郎が対決するという内容に子供の頃はワクワクして読んだものです。
大人になってから子供向けではない方の 本を読んでみましたが、推理小説として読むと面白みがないですね。作者の江戸川乱歩も本作品を「通俗物だから」と自嘲気味に語っていたそうなので、満足した作品ではなかったようです。
本作品では日本の名探偵・明智小五郎とフランスの怪盗が対決するという内容で、その黄金仮面の正体がアルセーヌ・ルパンだったというので興味深かったんですが、人を殺さないルパンが、相手が日本人だからという理由で明智小五郎を殺そうとしたのはルパンらしさがなくなっていて釈然としなかったものです。
大人になってからよりも子供の頃読めば面白い作品だと言えるでしょう。
この作品は同じ江戸川乱歩の作でも少年探偵団のシリーズではないですが、黄金の仮面をかぶった窃盗犯が暗躍し、名探偵・明智小五郎が対決するという内容に子供の頃はワクワクして読んだものです。
大人になってから子供向けではない方の 本を読んでみましたが、推理小説として読むと面白みがないですね。作者の江戸川乱歩も本作品を「通俗物だから」と自嘲気味に語っていたそうなので、満足した作品ではなかったようです。
本作品では日本の名探偵・明智小五郎とフランスの怪盗が対決するという内容で、その黄金仮面の正体がアルセーヌ・ルパンだったというので興味深かったんですが、人を殺さないルパンが、相手が日本人だからという理由で明智小五郎を殺そうとしたのはルパンらしさがなくなっていて釈然としなかったものです。
大人になってからよりも子供の頃読めば面白い作品だと言えるでしょう。