2014年10月18日土曜日

ソフィーの世界

書名⇒ ソフィーの世界

著者⇒ ヨースタイン・ゴルデル

訳者⇒ 池田香代子

出版社⇒ 日本放送出版協会

分類⇒ 文学(空想哲学小説)

感想⇒ 本書は1995年にベストセラーになって話題になった本で、私も以前読んだことがあり、今回読みなおしてみました。
本書はファンタジー小説の体裁をとりながら、哲学史の解説書ともなっていて、ファンタジーと哲学史の書が合体したような内容になっているのが斬新なアイディアだと思いました。
とかく哲学は一般人には難しくて無縁のような存在だと思われてますが、本書は哲学を一般人にも解りやすく親しみやすく工夫して書いてますので、哲学にはド素人の私にもよく理解できました。
本書を最初に読んだ頃は文学への関心が薄れていった頃で、思想書に関心が移っていった頃だったので、哲学の入門書として最適の本だったと思っています。
しかもファンタジー仕立てになっていてその中で哲学とは何かということが解るようになっているので読みやすく理解しやすい内容の本でした。
純粋に思想だけを学びたいという人にはファンタジーの部分は不要のように思いますが、文学書としての面白さも味わいたいという人には向いていると思います。






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